必殺仕置人/第13話 悪いやつほどよく見える
キャスト
榊原主膳(仕置される輩)- 渥美国泰
多田兵助(当初仕置されるはずだった輩) - 林ゆたか
榊原の娘 冴 - 高樹蓉子
榊原家の女中 - 笠原玲子
相生屋清右衛門 - 川口喬
あらすじ
岩木藩士 多田兵助(林ゆたか)がご家老 榊原主膳(渥美国泰)の娘 冴(高樹蓉子)を拐かし油問屋に立てこもる事件が起きたのでございます。
娘の救出を主水さまが命ぜられ ── 籠城侍を仕置しようと例によりまして鉄さま、錠さまに話を持ち込むのでございます。
鉄さまたちは油問屋にうまく忍び込みまするも、兵助が行動を起こす真意を知り彼に同調し、仕置きの矛先を変えるのでした。
その矛先 ── それは家老の榊原だったのでございます。
みどころ
本来の仕置きの標的である侍が実は正義感に溢れるいい人間で、その主人(あるじ)のご家老が悪人という逆転はよくあるパターンではありまするが、これもご一興にございます。
たてまえを重んじる侍が目的を果たした後、武士としてとった行動に納得がいかない錠とそれを受け止める主水とのやりとりで残す台詞は切なく心に響くのでございます。
心して聴け、この台詞
錠 「なんで死なせたんだ?」
主水「おめぇの嫌れぇな侍の世界に浸った男が、逆らってはみ出しゃ死ぬより他に道はねぇんだ」
錠 「侍じゃなくたって生きられるんじゃねーか!」
主水「まったくだ、バカな死に方しやがったもんだぜ」
メインとなる籠城侍の仕置きエピソードのプロローグ・エピローグとして、珍しくアンニュイな錠がフィーチャーされております。
錠のファンには見逃せないエピソードとなるでしょう。
錠のやる気が起きない真相が最後にわかるのでした。
棺桶もおなごに興味があることがわかる回でございました...めでたし、めでたし
- 俳優 本名:日景城児 誕生日:1952年6月12日 出身地:大分県 大分市立王子中学校卒 養父は日景忠男 中学卒業後、両親の離婚を機に家出し上京。1968年、日活ニューフェイスに合格し、映画『ある少女の告白・純潔』で映画デビュー。日活の映画に多数出演。1971.. 続きを読む
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